Flower Gift from Rock Stars

June 2, 2011

プライベートで写真集以来の企画を行いました。行きつけのバーの営業再開に伴い、勇士を募ってマスターに内緒でお花を贈ると云う企画です。詳細は品川経済新聞さんの記事と被るのでここでは割愛させていただきますが、企画をするにあたって考えていたことをまとめてみたいと思います。

誰でも自分の好きなお店があると思います。でもそのお店があることに感謝する機会はなかなか無いのではないでしょうか?写真集を作ったときにそのことを学びました。

震災直後、いつもと変わらずそのバーに行くと、そこには不安を抱えながらもワイワイ飲んでいるお客さんたちがいっぱい集まっていました。その後も余震や計画停電の影響で普段あまり顔を見ない方たちと会うこともありました。一人暮らしの方などは特に一人で家に居るのはとても不安です。そんなときに安心のできる場所が“行きつけのお店”なのではないでしょうか。

震災以降、地域社会の繋がりや、共同体意識が非常に重要だと認識させられます。地域のコミュニティーは、商店街の繋がりやご近所同士の繋がりがあってこそ形成されます。本来当たり前のようにあったこれらのものが失われつつあるのが現状です。

失われているからと言って、そう簡単に作れるものではありません。少しずつそれを広げ維持し続けることは、その場所に住む人たちの責任なのかもしれません。

今回の企画はただ単にお店の再開を祝うだけではなく、お客さん同士の繋がりを深めることにもなると思いました。そしてこの地域の盛り上がりにも、雀の涙ほどは寄与するかもと。個人的には、個性的なお店が多いこの地域なので、それを大切にしていきたいと云う思いが一番大きかったと思います。そんなことを考えながら企画していました。

最後になりましたが、マスターずっと内緒にしていてごめんなさい。企画当初から多大なご協力をいただいたねじべえ 五反田店のまるくんありがとう。そして、この企画にご賛同いただいたみなさま本当にありがとうございました。でもこれで終わりではありません。日本が大変なこの時だからこそ、みんなでこの繋がりを強くして行く必要があると感じています。自分に何ができるかはまだわかりませんが、今後もこんな活動が出来ればと考えています。宜しくお願いいたします。

あとお仕事関係でお世話になっている方々すいません。この企画のために最近呑み過ぎていました。これからはまた酒量を程々に控え、この情熱をもう少し仕事にも向けるようにしたいと思います。

Author: Shin Takeda
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