ハーブ&ドロシー

December 19, 2010

公開直前のトークショーに行った映画ハーブ&ドロシーをやっと観た。

公開直後からいろいろなところで話題になっていたので早く観に行きたかったのだが、大盛況とのことだったので少し落ち着いてから...と思いこんなタイミングになってしまった。結論から言うと噂に違わぬ素敵な映画だった。随所に名言の数々も散りばめられている。

「ハーブとドロシーは何故作品を売らないのか?」と云う問いかけに、あるアーティストが「それは自分の絵の一部を破いて切り売りするようなものだ」とコメントしていた。“ハーブとドロシーのアートコレクションはそのコレクションこそがアート” と表現されることを的確に表現している。

アート作品を集めるにあたって、アーティストの “成長の過程” “変化の過程” も観たい、というハービーの言葉も印象的だ。

一見して理解不能と思える現代アート作品の見方を教えてくれる “お手本” としても、とても参考になる映画だと思う。

Author: Shin Takeda
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