PayPal Hereを契約するときに気をつけること

September 27, 2012

新しいガジェットを手に入れると必ずと言ってもいいほど(という必ず...)トホホな体験に見舞われます。お久しぶりです。今回も漏れなくトホホな体験をしたのですが「これはちょっとわかりづらいよ!」と心の中で怒りまくっていたのでここに気をつけた方が良いことを残しておこうと思います。

まぁ常識的に考えれば当たり前のことばかりなのですが、ネットの情報を鵜呑みにしてしまったり、いざ店頭で契約となると迷うことは多々あると思うので何かのお役に立てれば幸いです。

1. PayPal Hereが使えるアカウント

PayPalサイト内のPayPal Hereのページにある導入までの流れを読むと“STEP 1.お取扱いのあるソフトバンクショップでご契約”の注釈に以下のような記載があります。

PayPal Hereのご利用には、ペイパルのビジネス向けアカウントの開設が必要です。

PayPalには3つのアカウントがあるのですが既にわかりづらくなるポイントの1つとしてPayPalのアカウントの種類についてには2つしか記載されていません。しかし実際は3つのアカウントがある旨ヘルプセンターに記載があります。パーソナル、プレミア、ビジネスの3アカウントなのですが前述の“ビジネス向けアカウント”の中には“プレミア”と“ビジネス”の2つのアカウントが該当するのです。

事前にパーソナルアカウントをビジネスアカウントにアップグレードしてソフトバンクショップに駆け込んだ私としてはここで1つ目の落とし穴にハマりました。

2. 個人?法人?プレミア?ビジネス?

ソフトバンクショップに駆け込みドヤ顔で「ビジネスアカウントを持っています」と告げた私の耳に入って来た店員の回答はこうでした。「ビジネスアカウントではPayPal Hereの契約はできません」...。そんなはずはないと伝えPayPalに問い合わせてもらいます。その後「できるようなので手続きのご案内をします」と言われカウンターに通されました。心の広い私は特に怒ることはありませんでしたが、強いて言えばドヤ顔がより大きくなったということを付け加えておきましょう。

カウンターで用紙を記入する際「ビジネスアカウントなので自宅の情報に加え店舗の情報なども記載してください」と言われました。記入を終えて待っていると、向こうの方で何か相談をしていた店員が戻って来て「やはり個人の契約でないと登録できないようなので個人の情報だけを記入する欄に記入してください」と伝えられます。新たにプレミアアカウントが開設されるとのことなので「あとからビジネスアカウントとプレミアアカウントは一緒にできますか?」と聞きました。ここで歯車が狂います。店員さんは「はい、できます!」ハッキリとそう答えてくれたのですが結果的には別々のアカウントとして管理することになってしまいました。後日PayPalに問い合わせたところ「ソフトバンクショップの対応ミスです」との回答が得られました。仕方なく最終的には事前に用意していた(普段から使用していた)ビジネスアカウントは解約をすることにしました。

なんだかんだで使えるようにはなったのですがメールやSMSで送ることのできるレシートには個人名が記載されてしまいます。ここを屋号に変えたかったのでサイトでビジネスアカウントにアップグレードしようとしたら、エラーになってしまいます。ヘルプセンターにあるプレミアアカウントをビジネスアカウントに変更する方法を教えてください。というページにはしっかりと変更方法が書かれています。仕方なくPayPalに問い合わせると「屋号を入れるためにはビジネスアカウントが必要です」との回答が...。さすがの私もちょっとだけカチンと来ましたが怒っても何も始まりません。

レシートに屋号をに記載したいというのが目的である旨を伝え、再度メールで問い合わせると「個人でPayPal Hereを使う場合はプレミアアカウントしか使えない。屋号を入れたい場合は法人でPayPal Hereを契約しなければならない。」との回答がきました。

「最初から言ってよそれ〜」と心の中でつぶやきます。

1つだけフォローしておくとPayPalのサポートセンターは非常に優秀です。私のときはメールで問い合わせをすると12時間以内には必ず回答が来ました。電話で問い合わせた際もかなり丁寧な対応でした(料金が発生しますが...)。

3. その他留意しておくべきこと

手数料の5%を除いてPayPalのマイアカウントに振り込まれたお金は登録しておいた銀行口座に引き出すことができます。しかし5万円未満の場合は引出手数料として1引き出しごとに250円の手数料がかかります。サイトには引き出しごとに250円の手数料かかりますと記載されていることを付け加えるあたりが揚げ足取りの本領発揮です。(←この記述は無くなりました)現在手数料についての記述は引き出し金額が49,999円以下の場合は、250円の手数料がかかります。と記述されています。

ちなみに端末はソフトバンクショップで購入することができます。端末価格は1,260円。もっとするかと思っていましたが意外と安価でした。

いろいろと述べましたが、PayPal Hereは月額利用料も要らず手数料の5%だけでカード決済が導入できる非常に便利なサービスです。一応個人と法人でできることと必要なことを簡単にまとめておきます。

個人でPayPal Hereを使う場合
  • プレミアアカウント開設の必要あり(パーソナルアカウントをアップグレードする形でも可)
  • メールアドレスおよびSMSで送ることのできるレシートには個人名が記載される

法人でPayPal Hereを使う場合
  • ビジネスアカウント開設の必要あり(パーソナルアカウントやプレミアアカウントをアップグレードする形でも可)
  • メールアドレスおよびSMSで送ることのできるレシートには法人名が記載される

さてと、法人化なんてこれまでに1度も考えたことはなかったのですが、一気に自分の中で魅力的なものに感じてきました。明らかに行く道を誤っている気がしなくもないですが、本能の赴くままに引き続き邁進して行く所存でございます。

10/5 まとめ追記 ビジネスアカウントは個人でも作ることができるがPayPal Hereを法人で使うことはできない

Author: Shin Takeda
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