目に映るものだけが真実

December 27, 2010

最近は映画の感想的なコラムしか書いていないのでたまには自分の思うことをツラツラと書いてみようと思います。

“目に映るものだけが真実とは限らない” というような言葉をたまに耳にすることがある。しかし私はその言葉には反対だ。この言葉の裏には、目に映るものには真実も含まれていれば真実でないことも含まれているという意味が込められている。なんといい加減な言葉だろう。私は敢えて言いたい。「目に映るものだけが真実だ」と。

世の中には真実も真実でないこともどちらもが溢れている。その判断は個人に委ねられている。よく他人から聞いたことや噂話を元に自分の考えを左右させる人がいるがそれは明らかに間違っている。他人の意見を聞くことは重要だが、それに振り回されるのはおかしい。そこに自分はいない。

“目に映るものだけが真実” と言い切る裏には、目に映るものを正確に捉え、正しく判断すべきだという思いが込められている。それ以外の目に見えない人の気持ちや判断、その時々の状況などは、捉える個人個人の主観的なものであり、時間の経過とともに変って行くものでもある。何かの判断を迫られたときは、目に映るもの、時にそれは他人の顔色かもしれないし、態度ということもあるだろう、それらを自分なりにしっかりと把握し判断した上で結論を出すようにしなければならないと思う。

そのためには、常に冷静な判断力と、的確な対応力、結果を真摯に受け止める気持ちが大切なのである。

来年はこれらのことが出来るような大人になりたい。

Author: Shin Takeda
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