ベルリン・天使の詩 & パリ、テキサス

November 20, 2010

早稲田松竹で「ベルリン・天使の詩」と「パリ、テキサス」を観た。

「パリ、テキサス」はもう何度観たことだろう。自分の最も好きな映画のうちの1つだ。

いきなり話はそれるがこの “自分の最も好きな〜のうちのひとつ” という英語的表現の意味がいまだにわからない。何故なら “もっとも” と言ったらひとつじゃないのか? “のうちのひとつ” ということは他にもあるということでそれだったら “もっとも” という表現は適切じゃないと思うのだがどうなのだろう。中学のとき英語の授業で初めてこの言い回しを聞いて以来気になって仕方がない。それこそが今の自分の英語力の低さに繋がっていると言っても過言ではない。話を戻そう。

「ベルリン・天使の詩」も何度も観た作品だ。冒頭、天使達が日常のどうでも良いこと、取り立てて重要でもないと思われることを報告し合うシーンが好きだ。どうでも良いことが実は重要だったりするような気がしてならない。些細なことがきっかけで未来が大きく変わってしまうような。例えば、昨日持っていたハンカチの柄が違っていたら、もしかしたら今ごろ大地震が起きていたかもしれない...とか、英語の授業で英語的表現方法が気になっていなかったら、自分は今ごろ英語がペラペラだったかもしれない...とか。そんなくだらないことを考えてたりもします。自分。

あと、この映画はラストのテロップが素敵だ。なんとなく観ていた映画の最後で「この映画は実話を元にしています」というテロップが出て来たときのような衝撃を受ける。

そして「パリ、テキサス」。本当に何度も観ているのでストーリーを追って涙することなんてないと思っていたがやはり最後はうるうる来てしまった。

この2作品が映画館で上映されることがわかってからこの日まで、ずっと楽しみにしていた。映画館で席に着いてから始まるまで本当にドキドキしてさえいた。映画が始まる前にこんな気持ちになることなんて今までになかったから不思議な気持ちだった。

どちらも静かな、そしてまったりとした作品なので途中で寝てしまわないかと心配だったかがそんなことはない、十分に堪能することができた。ありがとう早稲田松竹。

Author: Shin Takeda
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