シャッターアイランド

April 12, 2010

シャッターアイランドを観てきました(それにしてもこのウェブサイトにあるキャンペーンはどうかと...)。

さて、映画が始まってスグに「なんだか古風なタイトルムービーだなぁ」と思いました。ヒッチコック的というか...。でもその瞬間「あ!これスコセッシだった!」と気づきます。そしてその感じは、作品を通してずっと続きました。スコセッシらしさというか、スコセッシ感。これはもう誰も文句が言えない感じ。映画が良くても悪くても、スコセッシが好きでも嫌いでも「スコセッシらしいよね」のひと言で全て許されるというか...。決して映画が悪い訳ではないのであしからず。

この映画の何が良いかっていうと、一番良かったのは音楽。エンドロールにはジョン・ケージやブライアン・イーノの名が。それよりも何よりも、クシシュトフ・ペンデレツキ作曲の “交響曲第3番パッサカリア-アレグロ・モデラート” という曲が素敵に怖い感じ。「なに?この選曲とこのセンス?」と思って調べてみたら...、なんと!ロビー・ロバートソン!こんなお仕事されてるなんて存じておりませんでした。失礼しました。

とまぁ、ネタバレを含まずに映画評を書くのは非常に難しいことを痛感します。この映画は特に。ではまた。

Author: Shin Takeda
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