1973

May 25, 2009

日頃から思っていることシリーズ第一弾!と言っても、シリーズ化の予定はありません。そもそも普段からこのコラムは、そんなとりとめもないことをツラツラ書いているだけのコラムなので、何故いまさらそんな宣言をするような書き出しにしたのか、数行書いただけなのに既に自分でも不明です。

では気を取り直して。

占いとか、精神分析の類いではないのですが、普段から気になっていること。それは1973年生まれの人は対人的な性格が似ているような気がするということです。そもそも何で1973年なのかというと、何を隠そう(大したことではないのですが)私が1973年生まれだからです。と言うと、ちょっと自意識過剰な感じがしないでもないけれど、まぁ、仕方が無いです、自分が1973年生まれなのは事実だし、自分も含めての分析結果なので、ご容赦いただければと思います。「じゃあ1978年生まれの人を分析してみろよ」と言われてもあまり実感として感じたことがないので、今のところはまとめられないのだけれども、このコラムを書き終えるころには何らかのヒントのようなものを見つけ出すことが出来たら嬉しいと思っております。

さて、1973年生まれの人はいっぱい居て、ボクの同級生なんか、ほとんどみんなそうです。あ、すいません。ふざけました。有名人で言うと、世界的に有名な日本人としてはやはり“イチロー”さんですね。俳優だと“浅野忠信”さんとか、女優だと“宮沢りえ”さんとか。とかとか有名人の名前をあげてみましたが、その方々が本当にどんな人なのかはわからないので、想像でしかありません。すいません。コラムを読んでいただいている方々は、自分の身近にいる1973年生まれの人を想像しながら読んでいただくとイメージしやすいかと思います。

先ず、1973年生まれの人は内向的な人が多いような気がします。いわゆる“オレオレ”的な人はあまりいないような...。少し話は変わりますが、社会的に認められるために、自分から積極的にアピールしていくタイプの人と、寡黙にコツコツと(仕事などを)やり続けるタイプの人がいると思います。もちろん、どちらも間違いではありません。しかし、1973年生まれの人で、積極的にアピールしている人というのは、あまりうまく行っていない傾向にある気がしてなりません。その反対に、寡黙にコツコツタイプの人は、認められている人が多いような...。前出の有名人の方々も、寡黙にコツコツタイプの人ではないでしょうか?

突然ですが、“三つ子の魂百まで”という有名なことわざがあります。しかし、3歳くらいのころの出来事を覚えている人は少ないのではないでしょうか?では何故“三つ子の魂”が“百まで”なのか?個人的な見解ですが、3歳くらいまでの出来事は、記憶として取り出せないほど深い、頭の奥底に記録されているのではないかと思っています。記憶として表面化しないけれども、しっかりと記録されていて、それが今の自分を形作っているのであり、根本になっているのではないか?と。

1973年生まれの人の、生まれてから3年間、世の中ではどんなことがあったのでしょうか?そこら辺は出典Wikipediaでいろいろと。1973年。3月にはアメリカ軍、最後の兵士が南ベトナムから撤退。7月には日本赤軍のドバイ日航機ハイジャック事件が発生しています。10月には巨人が有名なセ・リーグV9を達成です。1974年。3月に小野田少尉が帰還。そしてドリフターズには志村けんが加入しています。10月には長嶋茂雄選手が引退。12月にはハローキティが誕生しました。1975年。もしかしてこの頃の記憶がある1973年生まれの人もいるのかもしれませんが、テレビでは“ガンバの冒険”や“タイムボカン”、“一休さん”の放送が開始されています。

この3年間を振り返ってみただけでも、オイルショックなど不安定な経済状況の世の中で、多くの人が夢や希望を抱きながら様々な歴史や文化を築き上げた時期だということがわかります。そして、1973年生まれの人は“こんな時代に生まれて育てられた”のです。あ、なんか、話が、大きくなって来た...。

私が思うに、こんな混迷した時代だからこそ、コツコツタイプが認められたのではないでしょうか?あ、「じゃあ1974年生まれも同じじゃん!」というツッコミはご遠慮ください。そんなコツコツタイプが認められる時代に、親は子に「立派な大人になって欲しい」という思いを込めて育てます。そんな親ばかりだから、子供の頃、周りにはコツコツタイプがいっぱい。コツコツタイプは他人のコツコツも素直に認め、評価します(って強引?)。1973年生まれは、周りに認められて初めて、自分の実力に気づきますが、それでもその手を緩めることはありません。それからも日々コツコツ続けるのです。でもそれが世の中に認められるには、それを評価し、盛り上げる人々が周りにいてこそです。コツコツやることばかりに真剣になっているから、自分からアピールする術をあまり知らないんだと思います。

自分のことは棚に上げて言いますが、世の中にはもっと評価されてしかるべき1973年生まれの人がいっぱいいます。みなさん、見落とさないでください。類いまれなる才能を持った人がまだまだいます。同い年の人が評価されるのは、少し悔しい気もしますが、心の底から嬉しく思います。そしてその才能を見出した人、その才能を支える人々の存在を、心からありがたいと思います。人ごとなのに何故だろう?何だか不思議な気分です。

昨日の“えみコバーン”のライブは、いろんな人に支えられていることが良くわかるライブでした。もちろん、本人もそれをちゃんと感じながらライブをしていたと思います。演奏云々は置いておいて、良いライブでした。会場にいる人たちも皆、暖かい人たちでした。たぶん、えみコバーンと“同じ瞬間に”うるっと来たお客さんが何人か居たと思います。これからもえみコバーンはコツコツやるでしょう。今後も期待です。

あ、話が逸れました。というか、あえて逸らしてみました。すいません。結論です。というか、自戒です。他人に認められようが、認められまいが、コツコツやること。認められないからと言ってあきらめないこと。ま、そもそも最初からあきらめるようなことはやらないこと。少なくとも10年はやらないと、他人を振り向かすことは出来ないんだなと感じました。がんばれ!1973年生まれの人々とオレ。励まし合って行こうじゃないか。1973年生まれだもの。

Author: Shin Takeda
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