浅く広く。深く狭く。

June 29, 2008

インターネットの仕事をしている人にとっては当たり前のことかもしれないけれど、何故かぼんやり考えごとをしていたらフト実感が湧いてしまったのでここに書いておこうと思います。ネットを通じて“リアルにつながる”ということ。

そもそも個人が、ホームページと呼ばれるものを持つようになって、どんなに距離が離れていても、その人の考え方や日常の出来事などがわかるようになりました。それでも、それは個人が“情報を発信している”という認識に過ぎず、一方向のつながり、もしくはリアルで会ったときなどに、その内容が話題に上った場合にのみ、双方向でのつながりに成り得たのではないかと思います。そして、ブログと呼ばれるものが登場し、些細なことかもしれませんが、コメント欄などがあり、ネット上でやり取りが出来るようになります。もちろんそれ以前に、個人がインターネットを楽しみ始めたころから、掲示板と呼ばれるシステムはあり、そこで、ネット上でのやりとりはあった訳ですが、しかし掲示板の場合、リアルに知っている人とのやり取りが基本にはなっていない気がしていて、あまり“リアルにつながる”という感じはしませんでした。個人で運営している掲示板だと、リアルに知っている人同士のやり取りなども発生しますが、それはメールの延長という側面か、ブログのコメント的側面に近いのではないでしょうか。

ベタな話ではありますが、ネット上での、個人と個人とのつながりを変えたのは、やはりmixiなのではないかと思います。それは、招待性だとか、マイミクだとか、いろいろ関係しては来ますが、やっぱりこのサービス自体が日常の中に入り込んでいることが一番大きいのではないでしょうか。そして、日常に入り込んでいるからこそ、このサービスの重要なキーワードである“つながり”が“リアル”に生きてくるんだと思います。加えて言うならば、個人がブログ的に情報を発信する場所、の敷居を下げたことも、mixiのとても大きな功績と言えるでしょう。

リアルで人と会うと、どうでも良いことも含め、割といろいろと見ていると思います。それこそ「あれ、いまチラッとよそ見した」とか「なんか今日は髪型を気にしているな」とか。本筋ではないところ。ブログやmixiには書かないくらいの些細なこと。そんな些細なところを見て、人は何かを感じるものだと思います。ブログやmixiに書かれた“整理された日常”ではなく、整理されていない、リアルタイムな日常を、タイムラインで追う、というか、タイムラインでしか見られないもの。この場合は“リアル”ですが、この部分がネット上でも見えてくると、ネットを通じて“リアルにつながる”ということになるのだと思います。そして、それを可能にしているツールがtwitterなんだと思います。

「ドラマ観たいなー」とか「仕事したくないなー」とか...。近くに居る人が独り言を言っていて、それに返事をして良いのか、良くないのか、迷ったことはありませんか?その感覚。その感覚に近いかも。気持ちの上では「ふーん」と通り過ぎながらも、その人のことを少しだけインプットする。それが積み重なって「この人、こんな人なんだ」と自分の中で形になってくる。その感覚がネット上で行われる。もはや、リアルで会うのと同じくらい、その人の“人と也”が見えてくるような気がする。でもあくまでも気がするだけですが、それが、現実で知っている人だと、気がするだけではなくなってくる。本当に側に居るような気になる。だから離れていても“リアルにつながる”という感覚を体験できるのではないかと思います。

最近、twitterを通して距離が近くなった人が増えました。それは物理的な距離ではなくて、意識の上での距離。1〜2ヶ月に1度くらいしか会わなかった人が、いま何を考え、何をしているのかが断片的にでもわかる。そんな些細なことで、距離が近くなった感じがする。人は独りでは生きられないとはよく言いますが、これだけ技術が進歩しても、人は独りでは生きられず、誰かとのつながりを求めている。インターネットを通して“つながる”ということに、冷たい印象を持つ人もたくさんいると思いますが、それを使う人にあたたかい血が流れている以上、リアルであろうが、ネットであろうが、関係ないんだと思います。誰が、何を思い、何を感じ、何をするか。そしてそれをどう伝えるか。それが伝わったときに“リアルにつながった”と感じる。ネット上であれ、現実であれ、それが伝わらなければ“つながった”とは言えない。感じない。伝える努力も必要だし、受け取る努力も必要。インターネットはただのツールでしかないという実感。フト湧いた実感から、最近世の中で起きた出来事を、自分なりに消化することが出来そうな気がしてきました。これだけ長いコラムを読んでもらって、結論がこんなんで申し訳ないのですが...。そもそも、このコラムの主旨がなんなのか、忘れてしまったのですが...。

土曜出勤電話待

June 21, 2008

どうしてもtwitterのアイコンを何とかしたくて、Respect senbeという気持ちを込めて、今更ながら幕末古写真ジェネレーターを使ってみました。もうここまで行くと、個人を特定できる情報になってしまうのですが、しばらくは良いかなと。携帯でパシャパシャやりながら、チマチマメールで送って、加工をしたらアップロード。ハイ出来上がり。あまりナルシストとか言ってボクを責めないでください。今だけですから。今だけ。

今日のRSS考察録

June 20, 2008

そういえば、サイトのRSS配信URLをmixi向けに配信しているURLに設定し直しました。お気づきの方もおられるかと思いますが、トップページに“Mento Bookmarks”のコーナーを設定しておりますので、そちらも併せてRSS配信されるようになっております。最近は、個人的に気になる音楽や映像を、Mentoを使って収集しているので、強引に、その情報をみなさんと共有すべく“Mento Bookmarks”を新設、加えてRSS配信をしている次第でございます。そもそも、本サイトのRSS自体、一部手動で行っていることもあり、非常に面倒...いや、手作り感があるというか...。でもその手作り感は、誰にも気づかれないところだし...まあそれはそれで良いところなんですが、それをそろそろどうにかしたいです。ポチっとクリックすると、コラムタイトルとURLを抜き出して、コラムの概要は自分でコピペして投稿するようなブックマークレットを作って、RSS出力できるようにすれば良いと思うのですが、そのプログラム力が私にはありません。そもそもそんな回りくどいことをするくらいならMTにしろよ、ということなのですが、しばらく現状維持というのが今のところの答えです。こんなに長いこと書いて、結論が現状維持って...。

ノリノリでソフトクリーム買ってた

June 18, 2008

昨日の音MIX作業時の話。Uくんとは、今まで何度も飲みに行っているのに本格的に仕事をしたのは今回が初めて。それとこれとは関係ないけど、その時に出た話。先週の週末に、中目黒で中居くんを見た。瞬間的に中居くんだとわかった。念のため断っておきますが、ファンじゃないです。特に好きでもありません。「オーラがあったね」とUくんに話すと「芸能人よく見る?」と言われた。芸能人をよく見る人と、全然見ない人が居るのは、運が良い(良いのか?)とか良くないとかじゃなくて、オーラを感じることが出来るか出来ないか、の違いなんだって。オーラを感じるからそっちの方向を見る、そしたらそこにオーラのある人が居る。って話。なるほどなーと思った。そう言われると、初めて会った人でも、自分に合う人か、合わない人か、すぐにわかるから、それと同じなんだと思う。この話、“オーラを見る”じゃなくて“オーラを感じる”って書いてます。見てませんからね。あとUくん「凄い人は“オーラをコントロールできる”」とも言ってた。あーなるほどね。その時一緒に鶴瓶さんも居たんだけど、鶴瓶さんにはあまり感じなかった。コントロールしてるのかも。でも逆に、テレビの中では中居くんにオーラを感じない。これってもしかして、中居くんはテレビに出ているときにはオーラを消してるのかも。超人気アイドルが親しみやすいタレントになるコツなのかも。なんて話をしながら出来上がったサウンドは超サイコー。生ギターの背景にひいたパッド(シンセのこと)はオーラのようでした。

ウェブをつなぎ直せ

June 11, 2008

Pipesヤバ過ぎ。初めてCGIとかPHPとか触れたときの衝撃に近い。ハマリ感。手始めにmixi用RSSを整形したいのだが、とにかく今後の予定。やりたいことをまとめておきます。

  • 本サイトのコラムは通常通り配信
    ※ [modernica73] をタイトルに加える(対応済み)
  • Mentoのリンクは今のところ直リンクになってしまっているのでMentoのマイページ?を経由させてそこでコメントとか読んでもらえるようにしたい
    ※ 今のところコメント書いてないけど...
  • del.icio.us2xup.orgさんのフィードのように1日分をまとめたい
  • twitterはわりとどうでも良いけどこれも1日分をまとめて配信できたらそれはそれで良いかも

これらが出来たらもうちょっと有用なものを作りたいけどそこまで行くかな?特定のサイトの特定の記事だけを集めて特定の何かを特定したり...してみたい。

Hello

June 10, 2008

こんなに興奮するのは久しぶりかも...。初めてMacを買うことを決めた日のような...。これとかこれとかこれとかこれとか。それが、1ヶ月後だなんて...。ごめんねドコモ。グッバイドコモ。でも、ハローソフトバンクとは言わないよ。Hello iPhone!

アロー・ヘッド計画

June 02, 2008

久しぶりに映画を観ました。このサイトのこの記事の、高得点ぐあいと、コメントを読んで、凄い観たくなり、原作を読んでから観に行きました。早速結論ですが、“原作以上に良かった。以上”という感想です。突っ込みどころは満載。しかし、2時間強という制約の中での表現としては、致し方ない脚本かなと。でも原作以上の脚本であったことは確かだと私は思います。映像作品としても、公式サイトトップにあるトレーラーの最初のシーン。もう少しゆっくりと、長く見せてくれれば、シャイニングを彷彿とさせられたんじゃないかと。あぁ、あと少し。あともう少しなのに。これがドラマで、12回完結で、この結末が用意されていたら...。残念です。でも、よくよく考えるとそういう映画、多い気がするなあ。それは昨今の海外ドラマが良く出来すぎているせいなのか、観る方がより細かなディテールを求めるようになってきているせいなのか、それとも観る側が行間を読み取りきれなくなって来ているせいなのか、その全てなのか、それ以外の何かなのか。この辺りの考察は、興味深いところです。そんなことを考えているのは、自分だけかもしれませんが...。

Author: Shin Takeda
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