40年ひと昔

May 9, 2013

このコラムでは度々人生を振り返っているような気がする…。今回もそんな感じの内容。

あと数ヶ月すると人生の大台(人生の折り返し地点とも言うが折り返すつもりはないのであり使いたくない)を迎えようとしている。40歳の誕生日にアップしようと思っていたコラムだが、いま思っていることなのでやはりいま公開することにした。

ということでもう一度自分の人生をおさらいしてみよう。熱心な読者ならば(熱心な読者が居ればの話だが…)既にご存知の歴史であるからして140文字くらいで振り返りたいと思う。

私は割と活発な幼少期を送り高校を中退して専門学校に入り調理師の資格を取ってその道に進むと思いきやバンド活動が忙しくなって上京しメジャーデビューするも特に商業的に成功をすることもなく28歳でギターを置き29歳からインターネット業界に転職しそのまま広告業界にスライドして39歳から日曜日だけBARのマスターとして働きいまに至る人生である。

24文字オーバーした。意外と充実した人生を送っているようである。

自分でも割といろんなことをやってきたと思う。人からも稀に「いろんな肩書きがあるんですね」と言われる。先日もテキーラソムリエの資格を取得した。去年はネットショップ実務士の資格を取得している。来年は何をするのだろう。

他の人と比べて特に飽きっぽいという性格ではないと思う。ただマンネリ化してくるとご多分に漏れず飽きて他のことをしたがる性格ではある。10代の頃から家で料理をすることが好きだったのが高じて調理師の資格を取った。特に料理業界が嫌いだった訳ではないが音楽業界の方が面白そうだったので音楽業界に飛び込んだ。10年経って飽きた訳ではないがやり切ったと思いインターネット業界に転職した。広告業界にスライドしたとはいえやることは大体同じでそれも10年で何となく別のことをやりたくなり去年から週に一度だけBARを開けている。

スティーブ・ジョブスの “将来に目を向けて点と点を繋ぐことはできない。振り返って初めてそれらを繋ぐことができる。だから点と点は将来何らかの形で繋がると信じなければならない。” というとても有名なスピーチがある。

元々の性格からか、点と点は繋がるものだと信じている。ならば点と点の距離が遠ければ遠いほど、長い線が作れるのではないだろうか?点と点の距離を限りなく拡げて全ての点を繋げたとき、そこには限りなく大きな面ができるのではないだろうか?それができたとき、むろんそれは “面” ではなく “世界” なのだ。自分の世界、懐、キャパシティー。いくらでも拡げることができるのではないだろうか?

30代がそろそろ終わろうとしている。点と点を繋げ始めるにはまだまだ早すぎる年齢だと思っている。まだまだ遠くに、もっともっと遠くに点を打つ気満々である。何かに飽きたら新しいことを始めれば良い。少し時間を置いて元に戻って一度飽きたものに取り組んでも良い。そうすれば毎日楽しいことばかりである。

といことでここ数年の念頭の目標は “新しいことを始める” です。たぶん50歳になってやっと、点と点を繋げる作業を始めるんだと思います。それまでは思いっきり拡げてやろうと思います。

Author: Shin Takeda
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