自分に非がないときのトラブル対処法

October 19, 2011

仕事をしていていればトラブルは起こるものである。トラブルが起きてその発見者(もしくは担当者)から連絡が来たとする。しかし自分に非はなくその原因(責任)は他にあるときの自分なりの対処法を今日は書いてみることにする。

この場合の対処法は2通り。相手がテンパって(感情的になって)いるときとそうでないときだ。

相手がテンパっているときは、既に原因や解決方法がわかっている場合でもその場では言わない方が良い。何故なら相手は冷静な判断ができずにいるからだ。確認/検証をして改めて連絡をするようにする。どうしても相手が興奮冷めやらぬ感じであれば考えられる原因や解決方法をいくつか提示しておくと良いだろう。そして「検証が必要なのでまた改めて連絡します」と補足しておけば良い。多少は落ち着いてもらえるだろう。連絡する際も可能であれば先ずはメールでするようにする。メールを読むときは冷静にならざるおえないからだ。そのあと少し間を置いて電話などで補足すると良い。これでお互い冷静にトラブルに対処できるようになるだろう。

相手が冷静な場合は簡単だが、先ずはお互いでそのトラブルの内容とリスクをしっかり共有することを忘れてはならない。どちらかの思い違いということもある。もしそれが自分の勘違いであれば思わぬところから火の粉が降り掛かってくる可能性もある。トラブルを起こした本人はそれを誰かに押し付けようと虎視眈々と狙っているはずだ。気をつけよう。認識の相違がなければ原因と思われる内容と解決方法を提示して相手に判断してもう。この場合、改めて連絡するのではなくその場で伝えよう。もちろん検証は必要だが、トラブルの重要度によっては仕事のデキるヤツという印象を与えることもできるかもしれない。トラブルは巧く利用しよう。

今朝自分のところに1本の電話が掛かってきた。トラブル発生、ここでいう前者の例だ。その場で原因はわかったのだが相手に煽られ自分も少しバタバタしてしまった。結果上記のような対応ができなかった。何ごとも冷静さが必要である。

あともうひとつ。トラブルが発生したと際にあまり冷静でいると「事の重大さを理解していない」と相手に思われてしまう危険がある。時には「もっと慌ててください!」なんて言われたりもする。こっちとしては「もっと落ち着いてください!」という気分なのだけれども、そんなときも冷静に伝えるべき事だけを伝え引き上げた方が感情に巻き込まれなくて済むので早めに一時避難することをオススメする。

何はともあれトラブルなく仕事が進むことが一番良い。しかし私としては、大なり小なりトラブルがなければ自分の存在意義もなくなるような気がするので若干複雑だ。トラブルが完全になくなることが自分にとっての本当のトラブルなのかもしれない。

Author: Shin Takeda
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