仕事帰り、早朝、交差点を渡った瞬間。
March 21, 2009
昨晩、というか、もう朝だったけれど、ふと実感として思ったこと。たいしたことじゃないけれど、気づいてしまったことだから、ここに書いておこうと思います。始めは、twitterに書こうと思ったんだけど、なんだかそれだと、自分が“感じた”という事実が、消えちゃう気がして。
最近はちょっとめずらしく、連日遅くまで仕事をしていて、家路につくのが朝方になることが多いんだけど、自宅が近づくといつも心の中で「ふー、今日も終わり！」って思う。そのときの気分って、疲れてるけど、達成感みたいのがあって、なんだか嬉しい気分になるんだけれども、そのときはちょっと違って、何故か、「今日という日は、二度と来ない」って言葉が、頭の後ろから、自分の意識の中に入って来た感じがして、自分自答した。「今日やり残したことはないか？」とか、「今日出来るはずのことを明日にまわしてないか？」とか、「無駄な時間を過ごしていたんじゃなか？」とか。こんな類いのことって、よく聞くけれど、この時、実感として感じられて、良かったと思う。その感じを忘れたくないから、ここに書いています。何事も実感としてわかることが大事。そして、感じたその瞬間を見逃さないことがもっと大事。たぶん、もっといっぱい感じているはず。いろんなことを。だけど見逃しているだけ。見逃したら、その瞬間が次にいつ来るかわからないから、見逃さないようにすること。そして感じること。これは或る意味いろんなことの真理に通じる方程式のようなものな気がする。歳をとるに従って、感覚が鈍くなっていく。見逃すことも多くなる。感じることも少なくなる。でもこれは訓練次第で、なんとでもなることだと思う。見逃さない訓練。感じる訓練。“スルー力”って素晴らしい言葉だけれども、“スルーする力”、と云うよりも、“スルーしてはいけないものを見分ける力”、と理解した方が、今後のためになると思う。スルーしてはいけないものを見分ける力が働いて書いた、今日のコラムでした。